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花飾り

借りぐらしのアリエッティ

2010年8月21日


「借りぐらしのアリエッティ」 ☆☆☆

今までのジブリ作品の中でたとえるなら、「耳をすませば」に近い作品でしょうか。小人はファンタジーですが、日常生活を送りながら人と人との心情を描いた物語で、全体的に静かなストーリー展開になっています。個人的には、作画や音楽はとてもよかったけれど、内容が少々盛り上がりに欠けていたというか、いまひとつ伝わってこなかった感はあります。ラストを迎えたときは、「ここで終わりなんだ」という印象が強かったです。そんな中、小人のアリエッティたちの生活の中で、さまざまな知恵や工夫などワクワクしながら観させてもらったあたりは、楽しく観ることができました。ただ、やっぱり物語自体もう少し掘り下げて知りたい気がするので、原作の「床下の小人たち」を読んでみようかなと思います。

インセプション

2010年8月5日


「インセプション」 ☆☆☆☆
主演:レオナルド・ディカプリオ、渡辺 謙

映画にしては2時間34分とわりと長めの作品だったので、「途中で観疲れしないかな……」と心配でしたが、“インセプション”の仕組みがわかり始めた途端、俄然おもしろくなりました。実際のところ、はじめの30分~60分はチンプンカンプンで船を漕ぎそうになりましたが、観終わる頃には「クリストファー・ノーラン監督は、なんておもしろいことを考える人なんだ!」と。でも、もし自分が“インセプション”ができる人間だったとしても、試そうとは思わないかなあ、だって怖いもん(苦笑) ラストは、“観ている側の想像におまかせします”パターンだったんですが(本来こういうラストは好きではない)、スッキリしない終わり方ではなかったので、個人的には全体的に楽しめた作品でした。DVDがリリースされたら、もう一度観てみたいと思います。

グリーン・ゾーン

2010年5月27日


「グリーン・ゾーン」 ☆☆☆
主演:マット・デイモン

テーマはイラク戦争なので少々重たいですが、観ていると「実はフィクションだったりするんじゃなかろうか?」なんて思ってしまうほどリアルに描かれた作品。ちなみに、戦争映画ではありません。映像(手持ちカメラ撮影らしい)も迫力満点で、画面が揺れて目が回りそうでした(苦笑) そして、この作品、マット・デイモンとポール・グリーングラス監督が組んで制作(「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」も同じく)したということもあって、スピード感があり全体的に見応えがありました。

ダーリンは外国人

2010年4月20日


「ダーリンは外国人」 ☆☆☆
主演:井上真央、ジョナサン・シェア

2年前、電車モニターで流れていたのを見て以来、ツボにはまってしまった「ダーリンは外国人」。ちょうどその頃、たまたま立ち寄った書店で本を見かけたときは、「あれ~、これって電車で流れてたアニメじゃん !? うわー、すごい偶然!」と思わず買ってしまったのを覚えています。その後も続きが読みたくて、「ダーリンは外国人2」「ダーリンは外国人 with BABY」も買ってしまいました(笑) まさか映画化されるとは。そんなわけで、さっそく観に行ってきました。

結論から言ってしまうと、「マンガは超えられない」といった印象でした。やっぱり映像化されてしまうと、マンガから伝わってくる微妙なニュアンスが伝わってこないかなと。本から先に入ってしまうと、この結末は仕方ないのかもしれません。そこは切り離して、あくまで映画の作品として観るのであれば、主演2人のキャスティングも含め、なかなかよかったと思います。ほのぼのした心温まる作品でした。あと、おもしろかったのが、実際に外国人のダーリンを持つ日本人の女性陣のおもしろいエピソードが盛り込まれていたり、主役のご本人2人がちょこっと登場したり(トニーはわかったけど、小栗さんがわからなかった)、「ダーリンは外国人」のマンガが流れたりと、ちょっと凝った構成になっていました。

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また、読み返したいと思いまふ、ププッ。

THIS IS IT

2009年11月6日


「THIS IS IT」 ☆☆☆☆☆
主演:マイケル・ジャクソン

特にマイケル・ジャクソンのCDを買って聞いていたわけでもなく、ファンというわけではなかったのですが、今年の7月にテレビ放送された『ワールド・プレミアム・ライブ・スペシャル』を観たとき、「すごーい!」と鳥肌が立つほど感動したのを覚えています。言葉で表現するのは難しいけど、とにかくパワフルで、エンターテイナーってこういうことをいうのかなって。この『THIS IS IT』、リハーサルを撮影したものですが、私の中では『ワールド・プレミアム・ライブ・スペシャル』以上の出来栄えでした。それぐらいワクワクする内容になっています。この公演が実現していたら……と思うと胸が熱くなります。ファンの人はもちろんですが、私のようにファンでなかった人でも何か感じる部分がたくさんあると思います。

期間限定の作品ですが、11月27日(金)まで上映延長になったようなので是非この機会に!

【追記情報】
12月19日(土)より、日本国内限定で再上映が決定したようです!
詳細は、各映画館のWebサイトで。

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